今回は「vulnerable」と「unguarded」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vulnerable」の意味と使い方
「vulnerable」は、「傷つきやすい」「弱い」「無防備な」という意味の形容詞です。肉体的・精神的に攻撃や影響を受けやすい状態を指し、感情や立場の「もろさ」を表す際にも使われます。フォーマルな文章や心理学的な文脈で使われることが多いです。
「vulnerable」を使った例文をみてみましょう。
- Children are especially vulnerable to illness.
子どもは特に病気にかかりやすいです。 - She felt vulnerable after the breakup.
彼女は別れた後、傷つきやすくなっていました。 - The system is vulnerable to cyber attacks.
そのシステムはサイバー攻撃に弱いです。
「unguarded」の意味と使い方
「unguarded」は、「無防備な」「油断した」「守られていない」という意味の形容詞です。物理的な意味でも感情的な意味でも使われますが、「防御されていない状態」「注意が足りない様子」を強調します。会話や文章の中で「不用意な発言」「注意不足な行動」などの意味にもなります。
「unguarded」を使った例文をみてみましょう。
- He left the door unguarded.
彼はドアを無防備なままにしていました。 - An unguarded moment led to his mistake.
油断した瞬間が彼のミスにつながりました。 - She made an unguarded comment.
彼女は不用意な発言をしました。
「vulnerable」と「unguarded」の違いとは
「vulnerable」と「unguarded」はどちらも「弱い」「守られていない」状態を表しますが、そのニュアンスには違いがあります。
「vulnerable」は、外的な力や状況に「影響を受けやすい」状態を指し、感情・身体・システムなど幅広い対象に使われます。また、「もろさ」や「繊細さ」といったニュアンスも含みます。
一方、「unguarded」は、守るべきものが「守られていない」「注意が払われていない」ことを強調し、「不注意」や「警戒心のなさ」が原因となっている場合が多いです。
まとめ
今回は「vulnerable」と「unguarded」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「vulnerable」は外的要因に対して弱い・傷つきやすい状態を指し、「unguarded」は守りがない・注意が足りない状態を表します。似たような場面で使われますが、ニュアンスの違いに気をつけて使い分けましょう。