今回は「vest」と「waistcoat」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vest」の意味と使い方
「vest」は、アメリカ英語では「チョッキ」「ベスト」、つまりスーツの下に着るノースリーブの上着を指します。一方、イギリス英語では「下着のシャツ(肌着)」を意味することがあります。したがって、文脈や地域によって意味が異なるので注意が必要です。
「vest」を使った例文をみてみましょう。
- He wore a vest under his suit.
彼はスーツの下にベストを着ていました。(アメリカ英語) - She bought a cotton vest for the winter.
彼女は冬用に綿の肌着を買いました。(イギリス英語) - I like wearing a vest in formal settings.
フォーマルな場ではベストを着るのが好きです。(アメリカ英語)
「waistcoat」の意味と使い方
「waistcoat」は、イギリス英語で「ベスト」「チョッキ」を意味する単語です。スーツの一部としてジャケットの下に着るノースリーブの上着を指し、アメリカ英語の「vest」に相当します。
「waistcoat」を使った例文をみてみましょう。
- He looked smart in a suit and waistcoat.
彼はスーツとベスト姿でスマートに見えました。 - The groom wore a silver waistcoat.
花婿は銀色のベストを着ていました。 - She tailored a waistcoat to match the jacket.
彼女はジャケットに合わせてベストを仕立てました。
「vest」と「waistcoat」の違いとは
「vest」と「waistcoat」は、英米で意味が逆転することのある単語です。
アメリカ英語では「vest」がスーツの一部である「チョッキ」を指しますが、イギリス英語では「vest」は「肌着・アンダーシャツ」を指します。一方、イギリス英語で「スーツの下に着るチョッキ」は「waistcoat」と呼ばれます。
まとめ
今回は「vest」と「waistcoat」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。アメリカ英語で「vest」はスーツ用のベストを指し、イギリス英語で「waistcoat」が同じ意味を持ちます。一方、イギリス英語での「vest」は肌着のことです。英語を使う地域によって意味が変わるため、文脈に注意して正しく使い分けましょう。