今回は「unknown」と「obscure」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「unknown」の意味と使い方
「unknown」は、「知られていない」「不明の」という意味の形容詞です。名前や情報、出所などがはっきりしていない場合や、一般に認識されていない対象に使われます。日常会話からニュース記事まで幅広く使われる表現です。
「unknown」を使った例文をみてみましょう。
- The origin of the virus is still unknown.
ウイルスの起源は今でも不明です。 - An unknown man called me last night.
見知らぬ男性が昨晩電話をかけてきました。 - The author of this book is unknown.
この本の著者は不明です。
「obscure」の意味と使い方
「obscure」は、「よく知られていない」「曖昧な」「不明瞭な」といった意味の形容詞です。一般的にあまり知られていない、またははっきりしないものに対して使われます。ややフォーマルで、学術的・文芸的な文脈でもよく登場します。
「obscure」を使った例文をみてみましょう。
- He’s an obscure poet from the 18th century.
彼は18世紀のあまり知られていない詩人です。 - The instructions were written in obscure language.
説明書はわかりにくい表現で書かれていました。 - Her motivations remain obscure.
彼女の動機は依然として不明瞭です。
「unknown」と「obscure」の違いとは
「unknown」と「obscure」の違いについてみていきましょう。
「unknown」は、完全に知られていない、情報が存在しない、またはアクセスできない状態を表します。たとえば「未知の人物」「不明な原因」といった表現に使われます。
一方、「obscure」は、「存在はしているが、あまり知られていない」または「わかりにくい」といったニュアンスを含みます。つまり「obscure」は認知度が低い、あるいは曖昧で理解しにくいものに対して使われます。
まとめ
今回は「unknown」と「obscure」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「unknown」は完全に「知られていない」ことを表し、「obscure」は「よく知られていない」「不明瞭な」ことを示します。どちらも類似した意味を持ちますが、ニュアンスや使われる場面に違いがあるため、状況に応じて適切に使い分けることが大切です。