今回は「torment」と「torture」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「torment」の意味と使い方
「torment」は、「苦しめる」「悩ませる」という意味の動詞・名詞で、精神的または肉体的な苦痛を与えることを表します。特に、長く続くつらい状況や、心の中での葛藤など、精神的な苦しみに使われることが多い表現です。
「torment」を使った例文をみてみましょう。
- He was tormented by guilt.
彼は罪悪感に苦しめられていました。 - The memories of the war continued to torment her.
戦争の記憶が彼女をずっと苦しめていました。 - The pain was a constant torment.
その痛みは絶え間ない苦痛でした。
「torture」の意味と使い方
「torture」は、「拷問する」「ひどく苦しめる」という意味の動詞・名詞で、特に意図的に与えられる激しい肉体的・精神的苦痛を表します。法的・歴史的文脈では「拷問」を指す非常に強い表現です。
「torture」を使った例文をみてみましょう。
- The prisoner was tortured for information.
囚人は情報を得るために拷問されました。 - It was torture to watch him suffer like that.
彼があのように苦しむのを見るのは、耐え難いことでした。 - She described the emotional torture she experienced.
彼女は体験した心の拷問を語りました。
「torment」と「torture」の違いとは
「torment」と「torture」はどちらも「苦しみ」を表しますが、ニュアンスと使用される場面が異なります。
「torment」は、精神的な苦痛や内面的な悩みによく使われ、苦しみの原因が外部からでなく、心の中から来ている場合にも使えます。また、「長引く苦しみ」といった印象も含まれます。
一方、「torture」は、意図的に誰かをひどく苦しめる行為を指し、肉体的な暴力や強制的な尋問など、非常に過酷で直接的な苦痛を伴うシチュエーションに使われます。比喩的に「とてもつらい状況」を表す場合にも使用されますが、ニュアンスは依然として強いです。
まとめ
今回は「torment」と「torture」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「torment」は主に精神的な苦しみを表し、内面的・継続的な痛みを示す柔らかめの表現です。一方、「torture」は意図的で激しい苦痛を表し、肉体的・精神的に非常に深刻な状況で使われる強い言葉です。使う場面や文脈に応じて、正しく使い分けることが大切です。