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「tolerate」と「abide」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説

今回は「tolerate」と「abide」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。

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「tolerate」の意味と使い方

tolerate」は、「我慢する」「許容する」という意味の動詞です。自分にとって好ましくないことや不快なことを、仕方なく受け入れる、または目をつぶるような意味合いがあります。ややフォーマルな場面でも使われることが多いです。

「tolerate」を使った例文をみてみましょう。

  • I can’t tolerate loud music while working.
    仕事中に大音量の音楽は我慢できません。
  • She tolerates his bad habits for the sake of peace.
    平和のために、彼の悪い癖を我慢しています。
  • Some people cannot tolerate spicy food.
    辛い食べ物を受け付けない人もいます。
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「abide」の意味と使い方

abide」にはいくつか意味がありますが、主に「規則や決まりを守る(abide by)」または「(人や物を)我慢する(※否定文で使うことが多い)」という意味で使われます。フォーマルでやや古風な響きがあり、法律やルールなどに従う際によく用いられます。

「abide」を使った例文をみてみましょう。

  • We must abide by the rules.
    私たちは規則を守らなければなりません。
  • He can’t abide dishonesty.
    彼は不正直なことに我慢できません。
  • They agreed to abide by the decision.
    彼らはその決定に従うことに同意しました。
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「tolerate」と「abide」の違いとは

tolerate」と「abide」はどちらも「我慢する」や「受け入れる」といった意味合いを持ちますが、使い方やニュアンスに違いがあります。

tolerate」は、好ましくない状況や行動を「仕方なく許す」「目をつぶる」という意味で、心理的・感情的な許容を表します。一時的な我慢や不満を伴う受け入れに使われることが多いです。

一方、「abide」は、「ルールや決定に従う」「ある行為や人物に耐えられない(否定形)」という形で使われることが多く、より形式的・法的な文脈や、強い嫌悪感を表す場合に適しています。

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まとめ

今回は「tolerate」と「abide」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「tolerate」は好ましくないことを受け入れるというニュアンスがあり、「abide」はルールに従うという意味や、何かを強く嫌うという意味で使われます。似ているようで文脈に大きな違いがあるので、使い分けに注意しましょう。