今回は「thick」と「substantial」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「thick」の意味と使い方
「thick」は、「厚い」「太い」「密集した」といった意味の形容詞です。主に物理的な厚みや密度を表すときに使われます。感覚的に「ぎっしりしている」「中身が詰まっている」といったニュアンスもあります。
「thick」を使った例文をみてみましょう。
- This book has thick pages.
この本はページが厚いです。 - She was wearing a thick coat.
彼女は厚手のコートを着ていました。 - The fog was so thick we couldn’t see the road.
霧がとても濃くて、道が見えませんでした。
「substantial」の意味と使い方
「substantial」は、「たくさんの」「しっかりした」「実質的な」といった意味を持つ形容詞です。物理的な量だけでなく、内容や価値が「十分」「重要」であることを表すときに使われます。ややフォーマルな表現です。
「substantial」を使った例文をみてみましょう。
- They made a substantial investment in new technology.
彼らは新技術に多額の投資をしました。 - He gave a substantial amount of evidence.
彼はかなりの量の証拠を提出しました。 - We had a substantial meal before the trip.
私たちは旅行前にしっかりとした食事をとりました。
「thick」と「substantial」の違いとは
「thick」は、目に見える物の厚さや密度、濃さなど物理的な特性に重点を置いたカジュアルな表現です。たとえば「厚いコート」「濃い霧」など、見た目や触感で感じられるものに使われます。
一方、「substantial」は、物理的にも精神的にも「十分で価値のある」「重要な」といったニュアンスがあり、より抽象的・フォーマルな場面で使われることが多いです。
まとめ
今回は「thick」と「substantial」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「thick」は物理的な厚さや密度を表すカジュアルな表現で、「substantial」は量や内容が豊富・重要であることを示すややフォーマルな表現です。目的や文脈に応じて使い分けることが大切です。