今回は「suspicious」と「wary」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「suspicious」の意味と使い方
「suspicious」は、「疑わしい」「怪しい」「疑っている」という意味の形容詞です。人や物事に対して「何かおかしい」「信用できない」と感じたときに使われます。ネガティブな印象が強く、犯罪や裏切りといった場面でよく使われます。
「suspicious」を使った例文をみてみましょう。
- The police found his behavior suspicious.
警察は彼の行動を不審に思いました。 - She looked at me with a suspicious expression.
彼女は疑わしげな表情で私を見ました。 - There was a suspicious package near the entrance.
入口付近に怪しい荷物がありました。
「wary」の意味と使い方
「wary」は、「用心深い」「警戒している」という意味の形容詞です。何か悪いことが起こるかもしれないと考えて、注意深くなる様子を表します。完全に疑っているわけではないけれど、慎重であろうとする姿勢を示すときに使います。
「wary」を使った例文をみてみましょう。
- She was wary of strangers.
彼女は見知らぬ人に用心していました。 - Investors are wary of market instability.
投資家たちは市場の不安定さに警戒しています。 - He gave a wary glance around the room.
彼は部屋を警戒するように見回しました。
「suspicious」と「wary」の違いとは
「suspicious」と「wary」の違いについてみていきましょう。
「suspicious」は、すでに「何か悪いことがあるに違いない」と感じていて、相手や状況を信頼していない状態を表します。疑いや不信感を前提とした強い表現です。
一方、「wary」は、「何か起こるかもしれないから注意している」という慎重な態度を示します。不信というよりも、リスクに備える姿勢に近く、やや控えめな表現です。
まとめ
今回は「suspicious」と「wary」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「suspicious」は「怪しい」「疑っている」状態を強く示すのに対し、「wary」は「用心している」「慎重である」ことを表します。両者とも注意を払っている点では共通しますが、感情の強さや前提となる考え方に違いがあります。文脈やニュアンスに応じて使い分けましょう。