今回は「stoic」と「impassive」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「stoic」の意味と使い方
「stoic」は、「ストイックな」「感情を表に出さない」「辛抱強い」という意味の形容詞です。困難や苦痛があっても冷静に耐える人を指し、自己制御が強いというニュアンスを含んでいます。哲学的にはストア派(Stoicism)に由来する言葉です。
「stoic」を使った例文をみてみましょう。
- He remained stoic throughout the long trial.
長い裁判の間、彼はずっと冷静さを保っていました。 - She faced the bad news with a stoic attitude.
彼女は悪い知らせにもストイックに向き合いました。 - Despite the pain, he was stoic and didn’t complain.
痛みがあっても、彼は文句を言わずに我慢しました。
「impassive」の意味と使い方
「impassive」は、「無表情な」「感情を示さない」「冷淡な」という意味の形容詞です。顔つきや態度に感情が表れない状態を表し、良くも悪くも「反応しない」印象を与えます。時には冷たく見えることもあります。
「impassive」を使った例文をみてみましょう。
- He listened to the criticism with an impassive expression.
彼は批判を無表情で聞いていました。 - The guard remained impassive during the protest.
警備員は抗議の間、無反応のままでした。 - Her face was impassive, betraying no emotion.
彼女の顔は感情をまったく表さない無表情でした。
「stoic」と「impassive」の違いとは
「stoic」と「impassive」の違いについてみていきましょう。
「stoic」は、感情を内に秘め、辛い状況でも耐える精神力を表す肯定的な言葉です。内面では感情があるけれど、それをコントロールして表に出さないという意味があります。
一方、「impassive」は、表情や反応がなく、感情が感じられない様子を表すやや冷たい印象の言葉です。感情がないように「見える」ことに重点がありますが、それが必ずしも内面の強さを示すとは限りません。
まとめ
今回は「stoic」と「impassive」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「stoic」は精神的な強さや忍耐を示す肯定的な表現であるのに対し、「impassive」は感情が見えない、または感じられない状態をやや中立〜否定的に示します。どちらも感情を表に出さないという点では共通していますが、意味合いには大きな違いがあります。文脈に応じて正しく使い分けましょう。