今回は「sickened」と「appalled」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「sickened」の意味と使い方
「sickened」は、「気分が悪くなる」「うんざりする」「吐き気を催すほど嫌な気持ちになる」という意味の過去分詞・形容詞です。何かショッキングなこと、不快なこと、または残酷なことに対して強い嫌悪や嫌な気分を表すときに使われます。
「sickened」を使った例文をみてみましょう。
- She was sickened by the cruelty she witnessed.
彼女は目撃した残虐さに嫌悪感を覚えました。 - I was sickened to hear the news.
そのニュースを聞いて気分が悪くなりました。 - The smell sickened him.
そのにおいで彼は気分が悪くなりました。
「appalled」の意味と使い方
「appalled」は、「ショックを受けた」「ぞっとした」「唖然とした」という意味の形容詞です。信じられないような出来事や、非常に不快で恐ろしいものに直面したときの強い驚きや恐怖を表します。ややフォーマルな表現です。
「appalled」を使った例文をみてみましょう。
- We were appalled by the violence on the news.
私たちはニュースで見た暴力に衝撃を受けました。 - He was appalled at her behavior.
彼は彼女のふるまいにぞっとしました。 - I’m appalled that no one helped.
誰も助けなかったことに私は驚き、あきれました。
「sickened」と「appalled」の違いとは
「sickened」と「appalled」はどちらもショッキングな出来事に対する感情を表しますが、ニュアンスに違いがあります。
「sickened」は、主に「生理的・感情的に受け付けない」という嫌悪や不快感、吐き気を伴うような感情を表します。
一方、「appalled」は、「ひどく驚く」「ショックを受けて言葉を失う」といった、恐怖・憤り・信じがたいという感情を含みます。物理的な「気持ち悪さ」ではなく、精神的ショックが中心です。
まとめ
今回は「sickened」と「appalled」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「sickened」は嫌悪感や吐き気を感じるような場面で、「appalled」は信じられないようなショックや恐怖に直面した場面で使われます。どちらも強いネガティブな感情を表しますが、感情の種類と強調されるポイントに違いがあるため、文脈に応じて使い分けることが大切です。