今回は「referrer」と「referer」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「referrer」の意味と使い方
「referrer」は、「紹介者」「参照元」という意味の名詞です。誰かを紹介した人や、何かを参照している元を指します。英語として正しいスペルであり、ビジネスや医療、ITなどさまざまな分野で使われます。
「referrer」を使った例文をみてみましょう。
- The referrer will receive a bonus.
紹介者はボーナスを受け取ります。 - Please include the referrer’s name in your application.
申込書に紹介者の名前を記入してください。 - The system logs the referrer of each visitor.
そのシステムは各訪問者の参照元を記録します。
「referer」の意味と使い方
「referer」は、本来「referrer」のスペルミスですが、インターネットの世界では特別な意味を持っています。これはHTTPヘッダーで使われる用語で、あるWebページにアクセスする前にユーザーが訪れていたページ(リンク元)のURLを示します。
技術的にはスペルミスでありながら、HTTP規格で正式に採用されているため、ITやWeb開発の分野では正規の用語として扱われています。
「referer」を使った例文をみてみましょう。
- The browser sends the referer header with each request.
ブラウザは各リクエストに「referer」ヘッダーを送信します。 - Some websites block requests without a valid referer.
一部のウェブサイトは有効な「referer」がないリクエストをブロックします。 - The referer header reveals the previous page visited.
「referer」ヘッダーは直前に訪問したページを示します。
「referrer」と「referer」の違いとは
「referrer」と「referer」の違いについてみていきましょう。
「referrer」は英語として正しいスペルであり、一般的な文脈や公式な場面で使われます。紹介者や参照元を意味し、ビジネスや医療など広い分野で使われます。
一方、「referer」は「referrer」のスペルミスがHTTP仕様でそのまま採用されてしまった用語であり、主にWeb開発やネットワーク通信の分野で使用されます。英語としては誤りですが、技術用語として定着しています。
まとめ
今回は「referrer」と「referer」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「referrer」は正しい英語の形で紹介者や参照元を意味し、「referer」はスペルミスから生まれたWeb技術用語です。用途や文脈によって正しく使い分けることが重要です。