今回は「recognize」と「discern」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「recognize」の意味と使い方
「recognize」は、「見覚えがある」「識別する」「認める」といった意味の動詞です。以前に見たり経験したことをもとに「それだと気づく」場合に使われます。また、人や物、事実を「正式に認める」という意味でも使われます。
「recognize」を使った例文をみてみましょう。
- I recognized her from the party last week.
先週のパーティーで彼女を見かけたのを思い出しました。 - He was recognized for his contributions.
彼はその貢献を認められました。 - Do you recognize this song?
この曲、聞き覚えがありますか?
「discern」の意味と使い方
「discern」は、「見分ける」「識別する」「理解する」という意味の動詞で、特に注意深く観察したり、深く考えたりすることによって、違いや本質を見抜く場合に使われます。フォーマルでやや堅い表現です。
「discern」を使った例文をみてみましょう。
- It was difficult to discern the truth from the rumors.
噂から真実を見分けるのは難しかったです。 - She can easily discern subtle changes in tone.
彼女は声の微妙な変化を簡単に見分けられます。 - He discerned a hint of sadness in her smile.
彼は彼女の笑顔にわずかな悲しみを見て取った。
「recognize」と「discern」の違いとは
「recognize」は、何かを見たり聞いたりして「それを知っている」と気づくことを指し、比較的日常的な表現です。経験や記憶に基づいて識別するイメージです。
一方、「discern」は、注意深く観察して物事の違い・本質・真意などを「見抜く」行為を指し、より知的で深い分析や判断が必要な場面で使われます。
まとめ
今回は「recognize」と「discern」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「recognize」は知っているものに気づいたり、認めたりするカジュアルな表現です。「discern」は物事の違いや本質を見抜くフォーマルで分析的な表現です。目的や場面に応じて、正しく使い分けることが大切です。