今回は「range」と「scope」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「range」の意味と使い方
「range」は、「範囲」「射程」「種類」という意味がある名詞です。数量や距離、種類などの広がりや幅を表すときに使われます。比較的カジュアルから中程度のフォーマルまで幅広く使える表現です。
「range」を使った例文をみてみましょう。
- The store offers a wide range of products.
その店は幅広い種類の商品を提供しています。 - The missile has a range of 300 kilometers.
そのミサイルの射程は300キロです。 - The temperature range this week is from 15°C to 25°C.
今週の気温の範囲は15℃から25℃です。
「scope」の意味と使い方
「scope」は、「範囲」「視野」「適用範囲」という意味の名詞です。主に、計画や研究、議論、活動の対象や影響の広がりを表す際に使われます。ややフォーマルで学術的・ビジネス的な文脈でよく使われます。
「scope」を使った例文をみてみましょう。
- The project is beyond the scope of this report.
そのプロジェクトはこの報告書の範囲を超えています。 - The study examines the scope of climate change impacts.
その研究は気候変動の影響の範囲を調べています。 - We need to define the scope of our responsibilities.
私たちは自分たちの責任の範囲を明確にする必要があります。
「range」と「scope」の違いとは
「range」と「scope」の違いについてみていきましょう。
「range」は、数量、距離、種類など物理的または抽象的な広がりを示す言葉で、具体的・客観的な範囲を表すことが多いです。
一方、「scope」は、計画や議論、研究などの対象や影響の広がりを示し、やや抽象的・概念的な範囲を表すことが多いです。フォーマルな文脈や学術的・ビジネス的な文章で使われる傾向があります。
まとめ
今回は「range」と「scope」の意味や使い方の違いについて解説しました。「range」は数量や距離、種類など具体的な範囲を指すのに対し、「scope」は対象や影響の広がりなど、抽象的・概念的な範囲を指します。文脈に応じて適切に使い分けることが大切です。