今回は「porous」と「permeable」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「porous」の意味と使い方
「porous」は、「多孔質の」「穴の多い」という意味の形容詞です。小さな穴(pore)や隙間が多数ある物質や素材を表し、液体や気体が通り抜けやすいことを示します。物理的な特徴だけでなく、比喩的に「守りが甘い」などの意味でも使われることがあります。
「porous」を使った例文をみてみましょう。
- This sponge is very porous and absorbs water quickly.
このスポンジはとても多孔質で、水をすぐに吸収します。 - The rock has a porous surface.
その岩は表面に小さな穴がたくさんあります。 - The border was so porous that people could easily cross it.
国境はとても緩く、人々は簡単に越えることができました。
「permeable」の意味と使い方
「permeable」は、「浸透性のある」「通過できる」という意味の形容詞です。液体や気体、光などが物質を通り抜けることができる性質を表します。科学的・技術的な文脈でよく使われます。
「permeable」を使った例文をみてみましょう。
- Some fabrics are permeable to air but not to water.
一部の布は空気は通すが水は通しません。 - The soil in this area is highly permeable.
この地域の土壌は非常に透水性が高いです。 - The membrane is permeable to certain molecules.
この膜は特定の分子を通します。
「porous」と「permeable」の違いとは
「porous」と「permeable」の違いについてみていきましょう。
「porous」は、物質に実際に小さな穴がたくさんある構造を指し、その結果として液体や気体が通り抜けやすいことを意味します。一方、「permeable」は、そうした穴の有無にかかわらず、何かが通過できる性質に焦点を当てています。
つまり、「porous」は構造的な特徴に、「permeable」は性質・機能に重点を置いた表現です。
まとめ
今回は「porous」と「permeable」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「porous」は穴が多くて通しやすい構造を表し、「permeable」は液体や気体が通過できる性質を示す表現です。似たような意味を持ちますが、焦点の当て方に違いがあるため、使い分けに注意しましょう。