今回は「pious」と「sanctimonious」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「pious」の意味と使い方
「pious」は、「信心深い」「敬虔な」という意味の形容詞です。宗教的な信仰心が強い人や、誠実に宗教的な教えを守っている人に対して使われます。また、転じて「道徳的」「真面目」といった意味でも使われることがあります。
「pious」を使った例文をみてみましょう。
- She is a pious woman who prays every day.
彼女は毎日祈る信心深い女性です。 - They live a pious life following their faith.
彼らは信仰に従った敬虔な生活を送っています。 - His pious devotion impressed everyone.
彼の敬虔な献身は皆を感動させました。
「sanctimonious」の意味と使い方
「sanctimonious」は、「信心深いふりをする」「偽善的な」という意味の形容詞です。実際には心から信じていないのに、道徳的・宗教的に優れているかのように振る舞う人を批判的に表現する時に使われます。かなりネガティブなニュアンスを持ちます。
「sanctimonious」を使った例文をみてみましょう。
- He gave a sanctimonious speech about honesty, but everyone knew he was lying.
彼は正直さについて偽善的な演説をしたが、皆が彼が嘘をついていることを知っていました。 - People were tired of her sanctimonious attitude.
人々は彼女の偽善的な態度にうんざりしていました。 - Don’t be so sanctimonious—you’re not perfect either.
そんなに偽善的にならないで。あなたも完璧じゃないんだから。
「pious」と「sanctimonious」の違いとは
「pious」と「sanctimonious」の違いについてみていきましょう。
「pious」は、真剣に信仰心を持ち、宗教的または道徳的な価値観に忠実であることを表します。ポジティブな意味合いです。
一方、「sanctimonious」は、表面的には信心深く見せているが、実際は偽善的であることを批判する表現です。強いネガティブなニュアンスがあります。
まとめ
今回は「pious」と「sanctimonious」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「pious」は本物の信心深さや誠実さを表し、「sanctimonious」はそのふりをする偽善的な態度を指します。相手を褒めたいのか、皮肉や批判を込めたいのかによって使い分けが必要です。