今回は「pardon」と「absolve」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「pardon」の意味と使い方
「pardon」は、「許す」「赦免する」という意味の動詞や名詞です。主に、犯罪や過ちを法的または個人的に許すときに使います。特に、政府や権力者が犯人に対して刑罰を免除する意味で使われる場合が多いです。また、日常会話では「すみません、もう一度言ってください」という丁寧な言い方としても使われます。
「pardon」を使った例文をみてみましょう。
- The president pardoned the prisoner.
大統領はその囚人を赦免しました。 - Please pardon my interruption.
お話の途中で失礼します。 - Pardon me, could you repeat that?
すみません、もう一度言っていただけますか?
「absolve」の意味と使い方
「absolve」は、「免除する」「許す」という意味の動詞で、特に宗教的、道徳的、または法的な責任・罪を免除することを指します。ややフォーマルで文語的な表現であり、個人の罪や責任から解放するニュアンスがあります。特にキリスト教の文脈でよく使われます。
「absolve」を使った例文をみてみましょう。
- The priest absolved her of her sins.
神父は彼女の罪を赦しました。 - He was absolved of all blame.
彼はすべての非難から解放されました。 - The court absolved the company of responsibility.
裁判所はその会社に責任がないとしました。
「pardon」と「absolve」の違いとは
「pardon」と「absolve」の違いについてみていきましょう。
「pardon」は、法的または日常的な場面での「許し」に幅広く使われる表現です。特に、国家元首や公的機関が法的な罪に対して赦免を与える場合によく使われ、会話では丁寧な表現としても登場します。
一方、「absolve」は、よりフォーマルで宗教的・道徳的な責任の免除に関連する場面で使われます。個人の内面的な罪や責任を「完全に取り除く」というニュアンスが強いのが特徴です。
まとめ
今回は「pardon」と「absolve」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「pardon」は広く使える許しの表現で、法的・日常的な赦しに対応します。「absolve」はよりフォーマルかつ宗教的・道徳的な許しを意味し、責任や罪の根本的な免除を強調します。文脈に応じて適切に使い分けることが重要です。