今回は「opaque」と「obscure」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「opaque」の意味と使い方
「opaque」は、「不透明な」「はっきりしない」という意味の形容詞です。もともとは「光を通さない」という物理的な意味から始まり、そこから転じて「理解しにくい」「わかりづらい」という抽象的な意味でも使われます。特に、言葉・文章・意図などが明確でない場合に用いられます。
「opaque」を使った例文をみてみましょう。
- The glass is opaque and does not let any light through.
そのガラスは不透明で、光をまったく通しません。 - His explanation was too opaque to understand.
彼の説明は不明瞭で理解できませんでした。 - The regulations are written in opaque language.
その規則はわかりにくい言葉で書かれています。
「obscure」の意味と使い方
「obscure」は、「不明瞭な」「曖昧な」「無名の」という意味を持つ形容詞です。情報や意味がはっきりしない、あるいはよく知られていない場合に使われます。また、動詞として「隠す」「見えにくくする」という意味でも使われます。
「obscure」を使った例文をみてみましょう。
- The origins of the custom are obscure.
その習慣の起源は不明です。 - He is an obscure poet from the 19th century.
彼は19世紀の無名の詩人です。 - Clouds obscured the moon.
雲が月を覆い隠しました。
「opaque」と「obscure」の違いとは
「opaque」と「obscure」の違いについてみていきましょう。
「opaque」は、物理的な「不透明さ」に加え、言語や説明が「明確でなく、理解しにくい」ことを表すときに使います。主に「情報が複雑すぎる、あるいはわざと明確にされていない」といったニュアンスを含みます。
一方、「obscure」は、「よく知られていない」や「はっきりしない」という意味で、原因・情報・人物などが不明確または注目されていないことを示します。「存在感が薄い」「重要性が認識されていない」といった印象を与えることもあります。
まとめ
今回は「opaque」と「obscure」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「opaque」は物理的にも比喩的にも「見えない・理解できない」ことを表し、「obscure」は「知られていない」「曖昧な」という広い意味を持ちます。どちらも「明確でない」ことを示しますが、そのニュアンスや使われる文脈に違いがあるため、使い分けに注意しましょう。