今回は「novel」と「narrative」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「novel」の意味と使い方
「novel」は、「小説」という意味の名詞です。主に、フィクション（創作）で書かれた長めの物語作品を指します。また、形容詞として使うと「新しい」「斬新な」という意味もありますが、今回は名詞としての使い方に焦点を当てます。
「novel」を使った例文をみてみましょう。
- He wrote a best-selling novel.
彼はベストセラー小説を書きました。 - Have you read any novels by Jane Austen?
ジェーン・オースティンの小説を読んだことがありますか？ - Her latest novel is about World War II.
彼女の最新小説は第二次世界大戦について書かれています。
「narrative」の意味と使い方
「narrative」は、「物語」「話の流れ」「叙述」という意味の名詞です。また、形容詞として使うと「物語の」「叙述的な」という意味になります。名詞としては、フィクション・ノンフィクションを問わず、出来事や経験などを順を追って語る内容全般を指します。
「narrative」を使った例文をみてみましょう。
- The film has a complex narrative.
その映画には複雑な物語があります。 - The book provides a personal narrative of her journey.
その本は彼女の旅の個人的な物語を描いています。 - He studies the structure of historical narratives.
彼は歴史的な物語の構造を研究しています。
「novel」と「narrative」の違いとは
「novel」と「narrative」の違いについてみていきましょう。
「novel」は、フィクションとして書かれた特定の形式の文学作品、つまり「小説」を意味します。登場人物、プロット、設定などを含むストーリー全体が本としてまとめられているものです。
一方、「narrative」は、もっと広い意味での「物語」や「語り」です。必ずしも本や小説という形をとる必要はなく、口頭の話、ドキュメンタリー、エッセイ、歴史的記録なども narrative に含まれます。また、「narrative」は内容や構成、視点といった「物語の語り方」そのものに注目する言葉でもあります。
まとめ
今回は「novel」と「narrative」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「novel」はフィクションの小説という具体的な文学形式を指し、「narrative」は物語全般やその語りの構成を表します。小説は narrative の一形態であり、両者の関係を理解することで、英語表現の幅がさらに広がります。