今回は「metal」と「mettle」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「metal」の意味と使い方
「metal」は、「金属」という意味の名詞です。鉄(iron)、金(gold)、銀(silver)、アルミニウム(aluminum)など、硬くて光沢があり、熱や電気をよく通す物質を指します。日常会話や科学的な文脈でよく使われる単語です。
「metal」を使った例文をみてみましょう。
- This pipe is made of metal.
このパイプは金属でできています。 - Gold is a precious metal.
金は貴重な金属です。 - He collects scrap metal.
彼は金属くずを集めています。
「mettle」の意味と使い方
「mettle」は、「気質」「勇気」「根性」という意味の名詞です。困難な状況に立ち向かう強い精神力や、勇敢さ、粘り強さを表すフォーマルでやや文学的な言葉です。日常会話ではあまり使われませんが、スピーチや書き言葉などで見られます。
「mettle」を使った例文をみてみましょう。
- She showed her mettle in the final match.
彼女は決勝戦でその根性を見せました。 - It was a real test of his mettle.
それは彼の精神力を試す真の試練でした。 - The team proved their mettle under pressure.
チームはプレッシャーの中で実力を証明しました。
「metal」と「mettle」の違いとは
「metal」と「mettle」の違いについてみていきましょう。
「metal」は物質としての「金属」を表す具体的な名詞で、科学や工業の分野でよく使われます。一方、「mettle」は抽象的な概念を表し、「精神力」や「勇気」「気骨」など人間の内面の強さを意味します。
また、発音は同じ(/ˈmɛtl/)ですが、意味も使い方も大きく異なるので、文脈をしっかり見て理解することが大切です。
まとめ
今回は「metal」と「mettle」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「metal」は「金属」という具体的な物質を表し、「mettle」は「気質」「勇気」といった抽象的な内面の強さを表します。発音は同じでも意味はまったく異なるので、スペルと文脈に注意して使い分けましょう。