今回は「matter」と「concern」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「matter」の意味と使い方
「matter」は、「問題」「事柄」「重要なこと」という意味の名詞です。ある話題や状況において、重要だったり取り上げるべき内容を指すときに使います。また、「重要である」という意味の動詞としても使われます。
「matter」を使った例文をみてみましょう。
- This is a serious matter.
これは深刻な問題です。 - No matter what happens, I’ll support you.
何があっても、私はあなたを支えます。 - It doesn’t matter to me.
私にとっては重要ではありません。
「concern」の意味と使い方
「concern」は、「懸念」「心配」「関心ごと」という意味の名詞で、人が気にかけていること、不安に思っていることを表す際に使います。動詞としては「心配させる」「関係する」という意味になります。ややフォーマルで、ビジネスやニュースなどでもよく見かける表現です。
「concern」を使った例文をみてみましょう。
- There is growing concern about climate change.
気候変動に対する懸念が高まっています。 - Your safety is my main concern.
あなたの安全が私の最も重要な関心事です。 - This issue concerns all of us.
この問題は私たち全員に関係しています。
「matter」と「concern」の違いとは
「matter」と「concern」の違いについてみていきましょう。
「matter」は、広い意味で「問題」や「事柄」として使われ、客観的に扱うべき内容に使われることが多いです。「この話は重要かどうか」など、価値や重みを評価するようなニュアンスを含みます。
一方、「concern」は、人の感情(特に不安や心配)と結びついていることが多く、個人や社会の「気がかり」や「配慮すべき事柄」として使われます。また、関係があることを意味する「関係する」の意味でも使用されます。
まとめ
今回は「matter」と「concern」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「matter」は一般的な事柄や重要な問題を指し、「concern」は特に心配事や関心を持つべきことに使われます。どちらも「問題」と訳されることがありますが、使われる場面や含まれるニュアンスが異なるため、文脈に応じて適切に使い分けることが大切です。