今回は「mass」と「bulk」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「mass」の意味と使い方
「mass」は、「塊」「大量」「質量」などを意味する名詞です。特に、物理的な「質量」や、たくさん集まったものの「集まり」を表すときによく使われます。抽象的にも使われることが多く、科学的・社会的な文脈で見かける言葉です。
「mass」を使った例文をみてみましょう。
- The mass of the planet is enormous.
その惑星の質量は非常に大きいです。 - A large mass of people gathered in the square.
広場に大勢の人々が集まりました。 - This metal has a high mass but small volume.
この金属は質量が大きいが体積は小さいです。
「bulk」の意味と使い方
「bulk」は、「大部分」「かさ」「かさばり」「大きなサイズ」を意味する名詞です。主に、物の「大きさ」や「かさ」を強調する時に使われます。また、「the bulk of ~」の形で「~の大部分」という表現としても使われます。
「bulk」を使った例文をみてみましょう。
- The bulk of the work is already done.
仕事の大部分はすでに終わっています。 - He buys food in bulk to save money.
彼はお金を節約するために食品をまとめ買いします。 - The bulk of the package made it hard to carry.
荷物がかさばって運びにくかったです。
「mass」と「bulk」の違いとは
「mass」と「bulk」の違いについてみていきましょう。
「mass」は、物理的・科学的な「質量」や、人や物の「集まり」を意味することが多く、抽象的な文脈でも使えるフォーマルな語です。また、数量的なイメージがあります。
一方、「bulk」は、物理的な「かさ」や「大きさ」に重点を置き、より視覚的・感覚的な印象を与えます。また、「the bulk of~」という言い回しで「大部分」や「主体」という意味でもよく使われます。カジュアルな表現としても日常的に登場します。
まとめ
今回は「mass」と「bulk」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「mass」は質量や集まりなど、量的・抽象的な意味で使われる一方、「bulk」は大きさやかさに注目した、より具体的で実感のある表現です。文脈に合わせて使い分けることがポイントです。