今回は「keep」と「retain」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「keep」の意味と使い方
「keep」は、「保つ」「持ち続ける」「取っておく」といった意味を持つ動詞です。非常に幅広く使われるカジュアルな表現で、物や状態、感情などを「そのままにする」「失わないようにする」ことを指します。日常会話でもよく使われます。
「keep」を使った例文をみてみましょう。
- Please keep the door closed.
ドアを閉めたままにしてください。 - I want to keep this photo forever.
私はこの写真をずっと取っておきたいです。 - She keeps her promises.
彼女は約束を守ります。
「retain」の意味と使い方
「retain」は、「保持する」「維持する」「記憶しておく」という意味のややフォーマルな動詞です。物理的なものだけでなく、情報や感情、地位など、抽象的なものに対しても使われることが多いです。ビジネスや学術的な文脈でもよく登場します。
「retain」を使った例文をみてみましょう。
- The company wants to retain its top employees.
会社は優秀な社員を維持したいと考えています。 - He retained control of the situation.
彼はその状況をコントロールし続けました。 - It’s hard to retain so much information.
それだけ多くの情報を記憶しておくのは難しいです。
「keep」と「retain」の違いとは
「keep」と「retain」の違いについてみていきましょう。
「keep」は、もっとカジュアルで、日常的に物を持っておく、状態を維持する、習慣を続けるなどの場面で使われます。動作としての「続ける」「守る」など、意味の幅も広く柔軟です。
それに対して、「retain」はやや形式ばった語で、特に「失わずに持ち続ける」「継続的に維持する」といったニュアンスを含みます。フォーマルな文書やビジネス英語では「keep」よりも「retain」が好まれます。
まとめ
今回は「keep」と「retain」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「keep」はカジュアルで幅広く使える表現であり、「retain」はややフォーマルで、抽象的・専門的な場面で使われやすいです。文脈に応じて、使い分けられるとより自然な英語表現ができます。