今回は「infuse」と「permeate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「infuse」の意味と使い方
「infuse」は、「注入する」「吹き込む」という意味の動詞です。何かを中にしみ込ませたり、アイデアや感情などを人や物に与える・染み込ませるようなイメージで使われます。主に「力」「感情」「価値」などの抽象的なものを注ぎ込む際に用いられます。
「infuse」を使った例文をみてみましょう。
- The teacher infused her lessons with enthusiasm.
その先生は授業に熱意を吹き込みました。 - This tea is infused with herbs.
このお茶はハーブがしみ込んでいます。 - He tried to infuse confidence into the team.
彼はチームに自信を吹き込もうとしました。
「permeate」の意味と使い方
「permeate」は、「浸透する」「染みわたる」「広がる」という意味の動詞です。液体や気体、あるいは感情や考えなどが、ある空間や全体に徐々に広がっていくことを表します。「permeate」は、あるものが全体に行き渡るニュアンスを含んでおり、フォーマルな文章でもよく使われます。
「permeate」を使った例文をみてみましょう。
- The smell of coffee permeated the room.
部屋中にコーヒーの香りが漂っていました。 - A sense of tension permeated the meeting.
会議には緊張感が広がっていました。 - Water permeated the fabric.
水が生地に染み込みました。
「infuse」と「permeate」の違いとは
「infuse」と「permeate」の違いについてみていきましょう。
「infuse」は、外から何かを中に「注入する」イメージです。意図的・積極的に影響を与えるニュアンスが強く、人が何かを与える行為に使われることが多いです。たとえば、「情熱を注ぐ」「香りを加える」などです。
一方、「permeate」は、あるものが全体に「染み込んでいく」「広がっていく」イメージで、自然に広がる様子を表します。感情や香り、空気などが周囲にじわじわ広がっていく時によく使われます。
まとめ
今回は「infuse」と「permeate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「infuse」は何かを意図的に注ぎ込むことを意味し、「permeate」は自然に広がる・しみわたる様子を表します。どちらも「何かが中に入っていく」という点では似ていますが、ニュアンスや使われる場面には明確な違いがあります。文脈に応じて正しく使い分けましょう。