今回は「hallowed」と「sacrosanct」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「hallowed」の意味と使い方
「hallowed」は、「神聖な」「崇められた」という意味の形容詞です。宗教的・伝統的な文脈で、特別に敬意を払われる場所や物、人に対して使われます。少し文学的または詩的な響きを持ちます。
「hallowed」を使った例文をみてみましょう。
- This is hallowed ground.
ここは神聖な土地です。 - They spoke in the hallowed halls of the university.
彼らはその大学の由緒ある講堂で話しました。 - The ceremony took place in the hallowed traditions of the tribe.
その儀式は部族の神聖な伝統の中で行われました。
「sacrosanct」の意味と使い方
「sacrosanct」は、「絶対に侵してはならない」「極めて神聖な」という意味の形容詞です。非常にフォーマルな表現で、宗教だけでなく、法律、権利、慣習などが絶対的に守られるべきものであることを強調します。
「sacrosanct」を使った例文をみてみましょう。
- Freedom of speech is sacrosanct in a democracy.
言論の自由は民主主義において絶対に侵してはならないものです。 - For her, family time is sacrosanct.
彼女にとって家族の時間は何よりも大切です。 - Their privacy is sacrosanct.
彼らのプライバシーは絶対に守られるべきものです。
「hallowed」と「sacrosanct」の違いとは
「hallowed」と「sacrosanct」の違いについてみていきましょう。
「hallowed」は、伝統や宗教的な意味で「神聖」「尊い」というニュアンスがあり、過去の歴史や文化的価値に基づく敬意を含みます。比較的情緒的で詩的な表現です。
一方、「sacrosanct」は、法律、ルール、権利、信念などが「絶対に侵してはならない」「変更や干渉が許されない」ほどに重要であることを示します。感情というより、原則や規範としての絶対性を強調します。
まとめ
今回は「hallowed」と「sacrosanct」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「hallowed」は歴史や伝統に根ざした神聖さを表し、「sacrosanct」は原則や価値として絶対に守るべきものを指します。どちらも「神聖」を意味しますが、ニュアンスと使用場面が異なるため、状況に応じて使い分けましょう。