今回は「fragile」と「brittle」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「fragile」の意味と使い方
「fragile」は、「壊れやすい」「もろい」「傷つきやすい」という意味の形容詞です。物理的に壊れやすいものや、感情的に繊細な人・状態にも使われます。日常生活では、荷物やガラス製品などに対してよく使われます。
「fragile」を使った例文をみてみましょう。
- This vase is very fragile, please be careful.
この花瓶はとても壊れやすいので注意してください。 - She is in a fragile emotional state.
彼女は感情的に不安定な状態です。 - Handle with care – fragile contents inside.
注意して扱ってください。中身は壊れやすいものです。
「brittle」の意味と使い方
「brittle」は、「(固くても)もろい」「ポキッと折れやすい」という意味の形容詞です。主に、硬いけれど簡単に砕けたり割れたりする物質に対して使われます。感情的な意味でも使われることがありますが、やや文学的・比喩的な表現です。
「brittle」を使った例文をみてみましょう。
- The ice on the pond was brittle and cracked easily.
池の氷はもろくてすぐにひび割れました。 - This material becomes brittle in cold weather.
この素材は寒いときにもろくなります。 - She spoke with a brittle voice.
彼女はかすれた声で話しました。(感情的なもろさを表現)
「fragile」と「brittle」の違いとは
「fragile」と「brittle」の違いについてみていきましょう。
「fragile」は、柔らかくて壊れやすい、または取り扱いに注意が必要なものに対して使われ、物理的にも感情的にも使用範囲が広い表現です。優しく取り扱うべき「繊細さ」を含みます。
一方、「brittle」は、硬く見えてもすぐに割れる・砕けるような「もろさ」を表現します。物質の性質としての壊れやすさが中心で、「割れる」というイメージが強いです。比喩的に使うときには、「壊れやすい心」など、強さの裏にある弱さを表現するニュアンスがあります。
まとめ
今回は「fragile」と「brittle」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「fragile」は取り扱い注意の繊細さや感情の脆さを含む表現であり、「brittle」は物理的にもろく、壊れやすい性質を持つものに使われます。似た意味を持つ言葉ですが、ニュアンスや対象が異なるため、文脈に応じて正しく使い分けましょう。