今回は「exclude」と「omit」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「exclude」の意味と使い方
「exclude」は、「除外する」「締め出す」という意味の動詞です。何かを意図的に含めないようにする、あるいは参加や関与を許さない場合に使われます。やや強いニュアンスがあり、明確に「外す」という意図を示すときによく使われます。
「exclude」を使った例文をみてみましょう。
- They excluded him from the meeting.
彼らは彼を会議から除外しました。 - The price excludes tax.
この価格には税金が含まれていません。 - Some people feel excluded from society.
一部の人々は社会から締め出されていると感じています。
「omit」の意味と使い方
「omit」は、「省略する」「抜かす」という意味の動詞です。本来あるべき情報や部分を意図的に、またはうっかりして含めない場合に使います。文書や話の中で一部を「飛ばす」といったニュアンスがあります。
「omit」を使った例文をみてみましょう。
- He omitted some details from the report.
彼はレポートのいくつかの詳細を省略しました。 - Please do not omit any important information.
重要な情報は省略しないでください。 - She omitted to mention her previous job experience.
彼女は以前の職歴について言及しませんでした。
「exclude」と「omit」の違いとは
「exclude」と「omit」の違いについてみていきましょう。
「exclude」は、誰かや何かを意図的に「入れない」「関わらせない」ことを意味し、特に人やグループに対して使われることが多いです。社会的な文脈や公式な場面でよく使われ、やや厳しい印象を与えることもあります。
一方、「omit」は、情報や詳細などを「抜かす」「省略する」という意味で使われます。書類、スピーチ、説明などにおいて、意図的または無意識に一部を飛ばしてしまう場合に適しています。人に対して直接使うことはあまりありません。
まとめ
今回は「exclude」と「omit」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「exclude」は人や物を意図的に締め出す・除外することを、「omit」は情報や要素を省略する・抜かすことを指します。どちらも「何かを含めない」という点では共通していますが、対象やニュアンスに違いがあるので、状況に応じて適切に使い分けましょう。