今回は「ensure」と「secure」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「ensure」の意味と使い方
「ensure」は、「確実にする」「保証する」という意味の動詞です。何かが確実に起こるように手配したり、確認したりする場面で使われます。結果や状況が確実になるように努めるニュアンスがあります。
「ensure」を使った例文をみてみましょう。
- We must ensure the safety of our employees.
従業員の安全を確保しなければなりません。 - Please ensure that all lights are turned off.
すべての照明が消えていることを確認してください。 - This policy will ensure equal opportunities for everyone.
この方針は全員に平等な機会を保証します。
「secure」の意味と使い方
「secure」は、「確保する」「守る」「安全にする」という意味を持つ動詞です。物理的・精神的に「安全にする」「しっかり確保する」というニュアンスが強く、より具体的な行動や結果に結びつく使い方がされます。名詞や形容詞としても使われますが、ここでは動詞としての使い方を中心に解説します。
「secure」を使った例文をみてみましょう。
- He secured the door with a lock.
彼はドアに鍵をかけてしっかりと閉めました。 - They secured funding for the project.
彼らはプロジェクトのための資金を確保しました。 - The soldiers secured the area.
兵士たちはその地域を制圧・確保しました。
「ensure」と「secure」の違いとは
「ensure」は、主に「ある結果が起こるように保証・確認する」ことを意味します。計画やルールなどを通じて物事を「確実にする」という抽象的・予防的な意味合いで使われることが多いです。
一方、「secure」は、「実際に何かを手に入れる」「守る」「物理的に安全にする」といった、より具体的な行動や結果に関連しています。物理的な対象(場所・物・情報など)を守る場面や、契約・資金などを「手に入れる・確保する」といった意味で使われます。
まとめ
今回は「ensure」と「secure」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「ensure」は結果や状態を確実にするための予防的・計画的な表現であり、「secure」は物理的・実際的な対象を手に入れたり守ったりする際に使われる言葉です。文脈に応じて正しく使い分けましょう。