今回は「enraged」と「incensed」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「enraged」の意味と使い方
「enraged」は、「激怒した」「非常に怒った」という意味の形容詞です。感情が高まり、怒りが爆発寸前、またはすでに爆発しているような強い状態を表します。口語や書き言葉の両方で使われます。
「enraged」を使った例文をみてみましょう。
- She was enraged by the unfair treatment.
彼女は不公平な扱いに激怒しました。 - The customer became enraged when the staff ignored him.
店員に無視されて客は激怒しました。 - He looked absolutely enraged.
彼は完全に激怒しているように見えました。
「incensed」の意味と使い方
「incensed」も「激怒した」という意味を持つ形容詞ですが、よりフォーマルで文語的な表現です。特に、道徳的な怒りや、理不尽さに対する憤りを強調する場合に使われます。
「incensed」を使った例文をみてみましょう。
- Many people were incensed by the decision.
多くの人がその決定に憤慨しました。 - She was incensed at the insult.
彼女はその侮辱に対して激怒しました。 - The citizens were incensed over the corruption scandal.
市民たちは汚職スキャンダルに憤っていました。
「enraged」と「incensed」の違いとは
「enraged」と「incensed」の違いについてみていきましょう。
「enraged」は、感情的な怒りが非常に強く、衝動的なイメージがあります。怒りが顔や行動にあらわれている場面で使われることが多いです。
一方、「incensed」は、やや理性的で、道徳的な怒りや憤りに焦点があり、文章などでよく見かけるフォーマルな語です。怒りが深く根付いているような印象を与えます。
まとめ
今回は「enraged」と「incensed」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「enraged」は感情的な激しい怒りを示すカジュアルな表現で、「incensed」は道徳的・理不尽さに対する憤りを示すフォーマルな言い回しです。文脈に合わせて使い分けることで、より正確に感情を伝えることができます。