今回は「intricate」と「elaborate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「intricate」の意味と使い方
「intricate」は、「複雑な」「入り組んだ」という意味の形容詞です。多くの細かい部分が絡み合っていて、理解したり解決したりするのが難しいような物事に使われます。ネガティブな印象を持つこともありますが、芸術やデザインの世界ではポジティブな意味でも使われます。
「intricate」を使った例文をみてみましょう。
- The watch has an intricate design.
その時計には複雑なデザインがあります。 - The puzzle was very intricate.
そのパズルはとても複雑でした。 - The plot of the novel is intricate and hard to follow.
その小説の筋書きは入り組んでいて、追うのが難しいです。
「elaborate」の意味と使い方
「elaborate」は、「精巧な」「念入りに作られた」という意味の形容詞です。多くの注意や労力をかけて丁寧に作られたものを表します。複雑さというよりも、細部にまでこだわった完成度の高さが強調される場合に使われます。
「elaborate」を使った例文をみてみましょう。
- They prepared an elaborate meal for the guests.
彼らは客のために手の込んだ食事を用意しました。 - She wore an elaborate dress with many decorations.
彼女はたくさんの装飾が施された精巧なドレスを着ていました。 - The plan was elaborate but well thought out.
その計画は手が込んでいたが、よく考えられていました。
「intricate」と「elaborate」の違いとは
「intricate」は、細かくて入り組んでいる複雑さに焦点を当てた表現で、解読や理解が難しいものに対して使われることが多いです。複雑性に価値があるというよりも、構造的な複雑さに注目する傾向があります。
一方、「elaborate」は、細部まで注意を払って丁寧に作られていることを強調し、ポジティブな意味で使われることが多いです。「凝った」「手の込んだ」というニュアンスを持ちます。
まとめ
今回は「intricate」と「elaborate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「intricate」は構造的な複雑さや難解さを表し、「elaborate」は細部にまでこだわった精密さや完成度の高さを示します。どちらも細かさに関係していますが、視点やニュアンスが異なるので、文脈に応じて使い分けましょう。