今回は「inarticulate」と「mumbling」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「inarticulate」の意味と使い方
「inarticulate」は、「はっきり話せない」「言葉でうまく表現できない」という意味の形容詞です。感情や考えを言葉にしてうまく伝えることができない人や状態を表す時に使われます。フォーマルで、感情や考えがうまく言葉にならない場合に使われることが多いです。
「inarticulate」を使った例文をみてみましょう。
- He was inarticulate with shock.
彼はショックで言葉が出ませんでした。 - Her inarticulate reply made it hard to understand her opinion.
彼女のはっきりしない返答では、意見を理解するのが難しかったです。 - Many people become inarticulate when they’re nervous.
緊張すると言葉に詰まる人は多いです。
「mumbling」の意味と使い方
「mumbling」は、「もごもご話す」「つぶやくように話す」という意味の動詞「mumble」の現在分詞または名詞形です。声が小さくて聞き取りにくい、はっきりしない話し方を意味します。口ごもるような話し方をするときに使われます。
「mumbling」を使った例文をみてみましょう。
- He was mumbling something under his breath.
彼は何かを小声でつぶやいていました。 - Stop mumbling and speak clearly.
もごもご言わずにはっきり話して。 - The teacher couldn’t hear his answer because he was mumbling.
先生は彼の答えが聞こえませんでした。なぜなら彼がもごもご話していたからです。
「inarticulate」と「mumbling」の違いとは
「inarticulate」と「mumbling」の違いについてみていきましょう。
「inarticulate」は、自分の気持ちや考えを「うまく言葉にできない」「表現力が乏しい」といった意味で、精神的・内面的な要因による表現の難しさを示します。
一方、「mumbling」は、「話し方」が問題で、声が小さく不明瞭な話し方をすることを指します。相手に聞き取りにくい話し方をしている状況に対して使われます。
まとめ
今回は「inarticulate」と「mumbling」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「inarticulate」は感情や思考を言葉にするのが苦手な状態を、「mumbling」は物理的に聞き取りにくい話し方を表します。両者はどちらも「うまく話せない」ことに関係していますが、その原因やニュアンスに違いがあります。文脈に応じて使い分けましょう。