今回は「dramatize」と「exaggerate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「dramatize」の意味と使い方
「dramatize」は、「劇的に描く」「脚色する」という意味の動詞です。もともとは「物語などを劇にする」という意味ですが、日常では「話を大げさにしたり、注目を集めるために劇的に表現する」場合に使われます。
「dramatize」を使った例文をみてみましょう。
- The film dramatizes a true story.
その映画は実話を脚色しています。 - Don’t dramatize the situation — it’s not that bad.
状況を大げさにしないでください。そんなに悪くありません。 - She tends to dramatize her problems.
彼女は自分の問題を大げさに言いがちです。
「exaggerate」の意味と使い方
「exaggerate」は、「誇張する」「大げさに言う」という意味の動詞です。事実よりも大きく見せたり、深刻に見せたりすることを意味し、しばしば否定的な意味合いを持つことがあります。
「exaggerate」を使った例文をみてみましょう。
- He exaggerated the size of the fish he caught.
彼は釣った魚の大きさを誇張しました。 - She always exaggerates her achievements.
彼女はいつも自分の功績を大げさに言います。 - Don’t exaggerate — it wasn’t that expensive.
大げさに言わないでください。そんなに高くありませんでした。
「dramatize」と「exaggerate」の違いとは
「dramatize」と「exaggerate」の違いについてみていきましょう。
「dramatize」は、話や状況を「劇的に演出する」「感情的に見せる」というニュアンスがあり、しばしば物語性やエンターテインメントの要素を含みます。視覚的・感情的なインパクトを強めるために使われることが多いです。
一方、「exaggerate」は、事実を大げさに言ったり、実際以上に見せたりする行為を意味します。より事実の歪曲に近く、批判的な文脈で使われることもあります。
まとめ
今回は「dramatize」と「exaggerate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「dramatize」は状況を感情的・劇的に見せる表現で、「exaggerate」は事実を誇張して表す行為です。どちらも「大げさにする」という点では共通していますが、目的やニュアンスに違いがあります。文脈に応じて正しく使い分けましょう。