今回は「distraught」と「panicked」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「distraught」の意味と使い方
「distraught」は、「取り乱した」「ひどく動揺した」という意味の形容詞です。強い不安や悲しみ、混乱などで感情的に非常に不安定な状態を表します。深い悲しみや恐れなど、冷静さを失った状態に対して使われます。
「distraught」を使った例文をみてみましょう。
- She was distraught after hearing the bad news.
その悪い知らせを聞いて、彼女は取り乱していました。 - The mother was distraught when her child went missing.
子どもが行方不明になり、母親はひどく動揺していました。 - He looked completely distraught and unable to speak.
彼は完全に取り乱し、言葉を失っているようでした。
「panicked」の意味と使い方
「panicked」は、「パニックになった」「あわてた」という意味の形容詞です。突然の恐怖や緊急事態によって、冷静さを失い、慌ててしまった状態を表します。動詞「panic」の過去形・過去分詞としても使われます。
「panicked」を使った例文をみてみましょう。
- He panicked when the fire alarm went off.
火災報知器が鳴って、彼はパニックになりました。 - She panicked and didn’t know what to do.
彼女はあわてて何をすればよいか分かりませんでした。 - The panicked crowd rushed toward the exits.
パニックに陥った群衆が出口に向かって殺到しました。
「distraught」と「panicked」の違いとは
「distraught」と「panicked」は、どちらも感情的に不安定な状態を表しますが、意味やニュアンスには違いがあります。
「distraught」は、深い悲しみや心配、混乱により冷静さを失っている状態を指します。比較的静かな感情の爆発や心の痛みによる動揺が特徴です。
一方、「panicked」は、突然の恐怖や緊急事態に対する反応で、慌てて行動したり混乱するなど、より瞬間的・反射的な感情を表します。身体的な動きや行動が伴うことが多いです。
まとめ
今回は「distraught」と「panicked」の意味や使い方の違いについて解説しました。「distraught」は深い悲しみや不安による取り乱しを表し、「panicked」は突発的な恐怖や緊張によるパニック状態を指します。どちらも強い感情を表す言葉ですが、状況や原因によって使い分けることが大切です。