今回は「distraught」と「heartbroken」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「distraught」の意味と使い方
「distraught」は、「取り乱した」「気が動転した」という意味の形容詞です。非常に強い不安や混乱、ショック、悲しみなどで、冷静でいられない精神状態を表します。感情がコントロールできないほどの深刻な状況で使われるフォーマルな表現です。
「distraught」を使った例文をみてみましょう。
- She was distraught after hearing the news.
その知らせを聞いて彼女は取り乱していました。 - He looked distraught when he couldn’t find his child.
子どもが見つからず、彼は取り乱しているように見えました。 - The distraught parents waited anxiously for information.
取り乱した両親は、不安の中で情報を待っていました。
「heartbroken」の意味と使い方
「heartbroken」は、「悲嘆にくれた」「失恋で傷ついた」という意味の形容詞で、特に恋愛や大切な人との別れによる深い悲しみを表します。感情的な痛みが強調される表現で、日常会話でもよく使われます。
「heartbroken」を使った例文をみてみましょう。
- She was heartbroken after the breakup.
彼女は別れたあと、深く傷ついていました。 - I felt heartbroken when my dog passed away.
愛犬が亡くなったとき、私は悲嘆にくれました。 - He looked heartbroken at the funeral.
葬式で彼はとても悲しそうでした。
「distraught」と「heartbroken」の違いとは
「distraught」と「heartbroken」は、どちらも強い悲しみやショックを表しますが、使われ方に違いがあります。
「distraught」は、深い悲しみや恐怖、不安などにより精神的に混乱した状態を意味し、感情的に落ち着きがない様子を強調します。恋愛に限らず、事故や事件、家族の問題など様々なシリアスな場面で使われます。
一方、「heartbroken」は、心が壊れるほどの深い悲しみや失望を表し、特に恋愛や人間関係の喪失に関連することが多いです。感情の痛みを静かに、しかし強く表す語です。
まとめ
今回は「distraught」と「heartbroken」の意味や使い方の違いについて解説しました。「distraught」は精神的に取り乱している状態を示すフォーマルな表現であり、「heartbroken」は心が傷ついて深く悲しんでいる状態を表す感情的な言葉です。状況や感情の種類に応じて、適切に使い分けましょう。