今回は「distraught」と「anguished」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「distraught」の意味と使い方
「distraught」は、「取り乱した」「心が乱れた」という意味の形容詞です。非常に動揺していたり、悲しみや不安で心ここにあらずといった状態を表します。精神的に混乱している様子を強調した表現です。
「distraught」を使った例文をみてみましょう。
- She was distraught after hearing the bad news.
悪い知らせを聞いて、彼女は取り乱していました。 - He looked distraught and couldn’t speak.
彼は取り乱していて、話すこともできませんでした。 - The mother was distraught when her child went missing.
子どもが行方不明になり、母親はひどく取り乱しました。
「anguished」の意味と使い方
「anguished」は、「苦悩に満ちた」「深く悲しんだ」という意味の形容詞です。深い精神的・感情的な痛みや苦しみを伴う状態を表します。「anguish(苦悩、苦痛)」の形容詞形です。
「anguished」を使った例文をみてみましょう。
- He gave an anguished cry when he saw the destruction.
その惨状を目にして、彼は苦悩に満ちた叫び声を上げました。 - Her anguished expression revealed her inner pain.
彼女の苦悩に満ちた表情が内なる痛みを表していました。 - The anguished letter detailed his emotional struggles.
その苦悩に満ちた手紙には、彼の感情的な葛藤が綴られていました。
「distraught」と「anguished」の違いとは
「distraught」と「anguished」はいずれも強いネガティブな感情を表す形容詞ですが、ニュアンスに違いがあります。
「distraught」は、動揺や混乱を強調する表現で、感情のコントロールを失っている様子に焦点があります。外から見て「取り乱している」と感じられる状態を指します。
一方、「anguished」は、内面的な苦痛や苦悩を表す語で、深く悲しんでいる様子を描写します。感情は表に出る場合もありますが、より内面の痛みに焦点を当てた表現です。
まとめ
今回は「distraught」と「anguished」の意味や使い方の違いについて解説しました。「distraught」は感情の乱れや混乱、「anguished」は深い苦悩や悲しみを表します。どちらも強い感情を伴う言葉ですが、表現したい感情の種類や焦点に応じて使い分けることが重要です。