今回は「distinguish」と「descry」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「distinguish」の意味と使い方
「distinguish」は、「見分ける」「区別する」という意味の動詞です。似ているものの中から違いを見つけて識別する、または識別できることを表します。日常英会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使われます。
「distinguish」を使った例文をみてみましょう。
- It’s hard to distinguish between the twins.
双子を見分けるのは難しいです。 - Can you distinguish right from wrong?
善悪の区別がつきますか? - She distinguished herself as a talented artist.
彼女は才能ある芸術家として際立ちました。
「descry」の意味と使い方
「descry」は、「見つける」「見分ける」「見抜く」という意味の文語的な動詞です。特に遠くにあるものや、見えにくいものを注意深く見て認識することを表します。現代の会話ではあまり一般的ではなく、文学的・詩的な表現や古風な文章で使われます。
「descry」を使った例文をみてみましょう。
- From the cliff, they descried a ship on the horizon.
崖の上から、彼らは水平線上の船を見つけました。 - Through the fog, he could just descry the outline of a tower.
霧の中で、彼はなんとか塔の輪郭を見抜くことができました。 - The scout descried movement in the distance.
偵察兵は遠くに動きを見つけました。
「distinguish」と「descry」の違いとは
「distinguish」と「descry」の違いについてみていきましょう。
「distinguish」は、複数のものの違いを見分けたり、誰かや何かを他と区別する際に使う、非常に一般的で実用的な動詞です。視覚に限らず、音や考えなどの識別にも使われます。
一方、「descry」は、遠くや不明瞭な対象を目を凝らして見つける、という意味の古風な表現です。視覚的な発見に限定され、現代英語ではあまり使われませんが、文学や詩では独特の雰囲気を演出できます。
まとめ
今回は「distinguish」と「descry」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「distinguish」は日常的で幅広い文脈で使われ、「見分ける・区別する」という意味です。一方、「descry」は視覚に限定され、遠くや見えにくいものを「見つける・発見する」意味で、文語的な響きを持ちます。目的や文体に応じて、適切に使い分けましょう。