今回は「disillusioned」と「disheartened」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「disillusioned」の意味と使い方
「disillusioned」は、「幻滅した」「理想を失った」という意味の形容詞です。現実を知って期待や理想が崩れたときの感情を表します。特に、人・組織・信念などに対して持っていた幻想や信頼が裏切られたと感じる場面で使われます。
「disillusioned」を使った例文をみてみましょう。
- Many voters are disillusioned with politics.
多くの有権者が政治に幻滅しています。 - She became disillusioned after working for the company.
彼女はその会社で働いて幻滅しました。 - He felt disillusioned by the reality of adult life.
彼は大人の現実に幻滅を感じました。
「disheartened」の意味と使い方
「disheartened」は、「落胆した」「気力を失った」という意味の形容詞です。困難や失敗、批判などによってやる気を失ったり、前向きな気持ちを失ったりする状態を表します。
「disheartened」を使った例文をみてみましょう。
- She felt disheartened after the rejection.
彼女はその拒絶で落胆しました。 - Don’t be disheartened by one mistake.
一度の失敗で落ち込まないでください。 - He was disheartened by the lack of progress.
彼は進展のなさに気力を失っていました。
「disillusioned」と「disheartened」の違いとは
「disillusioned」と「disheartened」の違いについて見てみましょう。
「disillusioned」は、理想や期待が現実によって壊されたときの「幻滅」感に焦点があります。あるものに対して信じていたことが嘘だった、という深い失望が含まれています。
一方、「disheartened」は、目標に向かって努力していたのにうまくいかず、モチベーションが低下した状態を表します。原因は現実の厳しさや結果の不満などで、「意気消沈」に近いニュアンスです。
まとめ
今回は「disillusioned」と「disheartened」の意味や使い方の違いについて解説しました。「disillusioned」は理想や信念が壊れたときの幻滅を表し、「disheartened」は困難や失敗によってやる気を失ったときの落胆を表します。どちらも似たようなネガティブな感情ですが、ニュアンスに違いがあるので文脈に応じて使い分けることが大切です。