今回は「devise」と「contrive」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「devise」の意味と使い方
「devise」は、「考案する」「工夫する」という意味の動詞です。新しい計画や方法、仕組みなどを注意深く考えて作り出すことを表します。ビジネスや技術、戦略などの文脈でよく使われるフォーマルな単語です。
「devise」を使った例文をみてみましょう。
- The engineers devised a new system to reduce energy use.
技術者たちはエネルギー消費を減らす新しいシステムを考案しました。 - She devised a clever plan to win the game.
彼女はゲームに勝つための巧妙な作戦を考え出しました。 - We need to devise a strategy for the upcoming project.
今度のプロジェクトのために戦略を立てる必要があります。
「contrive」の意味と使い方
「contrive」も「考案する」「仕組む」「工夫して実現する」という意味の動詞です。難しい状況の中で工夫して何かを成し遂げたり、時には少し「ずる賢い」ニュアンスで「企てる」といった意味で使われることもあります。やや文学的・フォーマルな表現です。
「contrive」を使った例文をみてみましょう。
- They contrived a way to escape from the locked room.
彼らは閉じ込められた部屋から脱出する方法を工夫しました。 - She contrived to meet him by chance.
彼女は偶然を装って彼に会うよう仕組みました。 - The thieves contrived a complex plan to break into the museum.
泥棒たちは美術館に侵入するための複雑な計画を企てました。
「devise」と「contrive」の違いとは
「devise」と「contrive」の違いについてみていきましょう。
「devise」は、何かを計画的かつ論理的に「考え出す」という意味で、ポジティブなニュアンスがあります。新しいアイディアや仕組み、戦略を生み出すことに重点が置かれます。
一方、「contrive」は、困難な状況の中で「工夫してなんとか実現する」ことや、「ずる賢く仕組む」というようなニュアンスが含まれることがあります。少し感情や意図が入り込んだ表現で、創意工夫の裏にある目的や狙いが強調される場合があります。
まとめ
今回は「devise」と「contrive」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「devise」は論理的に計画を立てたりアイディアを考え出したりする際に使い、「contrive」は困難な状況で工夫して何かを成し遂げるとき、または意図的に物事を仕組む場合に使います。ニュアンスの違いを理解して、文脈に応じた使い分けを意識しましょう。