今回は「deter」と「discourage」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「deter」の意味と使い方
「deter」は、「思いとどまらせる」「阻止する」という意味の動詞です。誰かが何かをしようとするのを「未然に防ぐ」「抑止する」ときに使われます。犯罪や悪い行動などを防ぐときによく使われ、少しフォーマルな表現です。
「deter」を使った例文をみてみましょう。
- The new law is meant to deter crime.
新しい法律は犯罪を抑止することを目的としています。 - High prices deter customers from buying.
高い価格は顧客に購入を思いとどまらせます。 - Security cameras can deter theft.
防犯カメラは盗難を防ぐことができます。
「discourage」の意味と使い方
「discourage」は、「やる気をなくさせる」「落胆させる」「思いとどまらせる」という意味の動詞です。人の意欲や希望を下げることで行動をやめさせる、または避けさせるといったニュアンスがあります。
「discourage」を使った例文をみてみましょう。
- His failure discouraged him from trying again.
彼は失敗して、再挑戦する気力をなくしました。 - Don’t discourage her from following her dreams.
彼女が夢を追うのをやめさせないでください。 - The teacher’s words discouraged the student.
先生の言葉はその生徒を落ち込ませました。
「deter」と「discourage」の違いとは
「deter」と「discourage」の違いについてみていきましょう。
「deter」は、行動を「抑止する」ことに焦点があり、警告やリスクによって人に何かをさせないようにする意味があります。外的な力や条件で「やめさせる」ニュアンスです。
一方、「discourage」は、人の「気持ち」や「意欲」を低下させてやる気を失わせるニュアンスがあり、感情や精神的な影響を通じて行動を止めさせます。
まとめ
今回は「deter」と「discourage」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「deter」は外的な要因で行動を未然に防ぐイメージ、「discourage」は内的な感情や意欲を下げて行動を止めさせるイメージです。どちらも「やめさせる」という共通点がありますが、そのアプローチに違いがあります。文脈に応じて使い分けましょう。