今回は「despondent」と「despairing」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「despondent」の意味と使い方
「despondent」は、「落ち込んだ」「失望した」「元気をなくした」といった意味の形容詞です。希望を失い、気持ちが沈んでいる状態を表しますが、完全に諦めたわけではなく、まだかすかな望みが残っているニュアンスもあります。
「despondent」を使った例文をみてみましょう。
- He felt despondent after failing the exam.
試験に落ちて、彼は落ち込んでいました。 - She looked despondent as she read the letter.
彼女はその手紙を読んで落ち込んだ様子でした。 - They grew despondent about the lack of progress.
進展がないことに彼らは次第に失望していきました。
「despairing」の意味と使い方
「despairing」は、「絶望した」「望みを失った」という意味の形容詞で、「despair(絶望)」から派生した語です。状況が非常に悪く、もはや希望がまったく持てないという深い絶望感を表します。
「despairing」を使った例文をみてみましょう。
- She gave him a despairing look.
彼女は彼に絶望的な表情を向けました。 - In a despairing voice, he told his story.
絶望的な声で、彼は自分の話を語りました。 - The situation seemed despairing, with no solution in sight.
その状況は絶望的で、解決策は見当たりませんでした。
「despondent」と「despairing」の違いとは
「despondent」と「despairing」の違いについて見てみましょう。
「despondent」は、気分が落ち込んでいる状態や、希望を失いかけている精神的な弱さを表すことが多く、「まだ少しは希望がある」ニュアンスを含みます。落胆や失望に近い表現です。
一方、「despairing」は、もはや希望が完全になく、どうにもならない状況での「絶望」感を強く表します。感情の深さとしては「despairing」の方がより深刻で重い印象を与えます。
まとめ
今回は「despondent」と「despairing」の意味や使い方の違いについて解説しました。「despondent」は落ち込んで元気がない状態を、「despairing」は完全に希望を失って絶望している状態を表します。感情の強さや状況の深刻さに応じて使い分けるのがポイントです。