今回は「chapter」と「excerpt」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「chapter」の意味と使い方
「chapter」は、「章」「段階」という意味の名詞です。主に書籍や物語の構成を分ける単位として使われますが、人生や歴史などの「段階」や「時期」を表す比喩的な表現にもなります。
「chapter」を使った例文をみてみましょう。
- I just finished reading the first chapter of the book.
その本の第一章を読み終えたところです。 - This marks a new chapter in his career.
これは彼のキャリアにおける新たな章の始まりです。 - Each chapter of the novel focuses on a different character.
その小説の各章は異なる登場人物に焦点を当てています。
「excerpt」の意味と使い方
「excerpt」は、「抜粋」「引用」という意味の名詞です。書籍・記事・スピーチなどから一部分を取り出したものを指します。情報の一部を紹介する時や、重要な部分だけを引用する際に使われます。
「excerpt」を使った例文をみてみましょう。
- She read an excerpt from her new book at the event.
彼女はイベントで新刊の一節を朗読しました。 - The article includes excerpts from several interviews.
その記事にはいくつかのインタビューの抜粋が含まれています。 - This excerpt gives a sense of the author’s writing style.
この抜粋から著者の文体が感じ取れます。
「chapter」と「excerpt」の違いとは
「chapter」と「excerpt」の違いについてみていきましょう。
「chapter」は、本やストーリーなどの構造的な「章」を表す言葉で、全体の一部でありながら内容としては独立したまとまりを持っています。また、人生や出来事の「一時期」などを表す比喩的な使い方もあります。
一方、「excerpt」は、文章やスピーチなどから「一部を抜き出したもの」で、構造の一部ではありますが、もともと独立した単位ではなく、紹介や引用のために切り取られた断片的な部分を意味します。
まとめ
今回は「chapter」と「excerpt」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「chapter」は本や物語、人生の「章・段階」を指す構造的な表現で、「excerpt」は特定の文書からの「抜粋・引用」を指します。どちらも文章や情報の一部を示す言葉ですが、役割や使い方が異なるため、文脈に応じて正しく使い分けることが大切です。