今回は「chant」と「intone」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「chant」の意味と使い方
「chant」は、「繰り返し歌う」「詠唱する」という意味の動詞です。宗教的な儀式やスポーツ観戦などで、人々がリズムに乗って同じフレーズを何度も唱えたり歌ったりする時に使われます。リズミカルで繰り返しの多い表現が特徴です。
「chant」を使った例文をみてみましょう。
- The monks chanted prayers in the temple.
僧侶たちは寺で祈りを詠唱しました。 - The crowd chanted the team’s name loudly.
観衆はチームの名前を大声で繰り返し叫びました。 - We chanted together during the ceremony.
私たちは式典中に一緒に唱和しました。
「intone」の意味と使い方
「intone」は、「抑揚をつけずに静かに唱える」「厳かに声を出す」という意味の動詞です。感情をあまり込めず、一定のトーンで何かを唱えたり、言葉を発したりするときに使われます。宗教的な場面や、正式なスピーチ、呪文の詠唱などでよく使われます。
「intone」を使った例文をみてみましょう。
- The priest intoned the prayer solemnly.
司祭は厳かに祈りを唱えました。 - She intoned the poem in a soft voice.
彼女は静かな声で詩を朗読しました。 - He intoned the ancient words carefully.
彼は古代の言葉を慎重に唱えました。
「chant」と「intone」の違いとは
「chant」と「intone」の違いについてみていきましょう。
「chant」は、リズムに合わせて繰り返し言葉を唱えたり歌ったりすることを指します。スポーツの応援や、宗教的な詠唱など、集団で声を合わせる場面に適しています。エネルギッシュだったり、一体感を高めたりするニュアンスを持つ場合もあります。
一方、「intone」は、リズムよりも声のトーンに注目し、抑揚を抑えて、静かに、厳かに言葉を唱えることを表します。感情をあまり表に出さず、慎重で格式ばった印象を与えたいときに使われます。
まとめ
今回は「chant」と「intone」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「chant」はリズムに乗せて繰り返し唱える表現で、「intone」は抑揚をつけずに静かに唱える表現です。場面や雰囲気に応じて、適切に使い分けることが大切です。