今回は「cede」と「seed」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「cede」の意味と使い方
「cede」は、「譲る」「引き渡す」という意味の動詞です。主に、領土・権利・地位などを他者に正式に譲る、というフォーマルで堅い表現として使われます。政治や国際関係の文脈でよく登場します。
「cede」を使った例文をみてみましょう。
- The country was forced to cede territory after the war.
その国は戦争の後に領土を譲渡することを強いられました。 - He refused to cede control of the company.
彼は会社の支配権を譲ることを拒否しました。 - The king ceded the throne to his son.
国王は王位を息子に譲りました。
「seed」の意味と使い方
「seed」は、「種」「種をまく」「シード選手」など、いくつかの意味を持つ名詞・動詞です。日常会話からスポーツ、農業、比喩表現まで幅広く使われる非常に一般的な単語です。
「seed」を使った例文をみてみましょう。
- Plant the seeds in early spring.
春の初めに種をまきましょう。 - The idea was the seed of a new project.
そのアイデアは新しいプロジェクトの種でした。 - He was the top seed in the tennis tournament.
彼はそのテニス大会で第1シードでした。
「cede」と「seed」の違いとは
「cede」と「seed」は、発音が似ているため混同しやすいですが、意味も使い方もまったく異なります。
「cede」はフォーマルな動詞で、「権利・領土・権限などを譲る」という意味で主に政治や法律的な文脈で使われます。
一方、「seed」は名詞や動詞として使われ、「植物の種」「始まり」「スポーツのシード選手」など、カジュアルで広い意味合いを持つ単語です。
まとめ
今回は「cede」と「seed」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「cede」はフォーマルな表現で、権利や領土を譲渡することを意味し、「seed」は種や始まり、あるいはスポーツ用語としての意味があります。スペルや発音は似ていますが、全く異なる意味を持つ単語なので、文脈に注意して正しく使い分けましょう。