今回は「cacophonous」と「deafening」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「cacophonous」の意味と使い方
「cacophonous」は、「耳障りな」「不快な音を立てる」という意味の形容詞です。複数の音が混ざり合って、調和のない、聞いていて不快な音や騒音を表すときに使われます。文学的・表現的な場面でよく使われます。
「cacophonous」を使った例文をみてみましょう。
- The city street was filled with cacophonous traffic sounds.
街の通りは耳障りな交通の音であふれていました。 - The band’s rehearsal was a cacophonous mix of instruments.
バンドのリハーサルは不協和音の混ざった耳障りな音でした。 - She covered her ears at the cacophonous noise.
彼女はその耳障りな騒音に耳をふさぎました。
「deafening」の意味と使い方
「deafening」は、「耳をつんざくような」「非常にうるさい」という意味の形容詞です。音の大きさが極端に大きく、まるで聴力が失われるほどであるという意味合いで使われます。
「deafening」を使った例文をみてみましょう。
- There was a deafening explosion.
耳をつんざくような爆発音がしました。 - The crowd gave a deafening cheer.
観客は耳をつんざくほどの歓声を上げました。 - The music was deafening at the concert.
コンサートの音楽は非常にうるさかったです。
「cacophonous」と「deafening」の違いとは
「cacophonous」と「deafening」の違いについて見てみましょう。
「cacophonous」は、音の「不快さ」や「不調和さ」に焦点を当てており、音が混ざり合って耳障りであるという点が特徴です。音量の大小にかかわらず、不快な印象を与える音に使われます。
一方、「deafening」は、音の「大きさ」に焦点を当てており、あまりの大音量で耳が聞こえなくなるような状態を表します。不快さではなく、物理的な音量の強さを強調する表現です。
まとめ
今回は「cacophonous」と「deafening」の意味や使い方の違いについて解説しました。「cacophonous」は不協和で耳障りな音を表し、「deafening」は非常に大きな音を意味します。どちらも「うるさい」ことを表しますが、音の性質と印象によって使い分けることが大切です。