今回は「bombard」と「besiege」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「bombard」の意味と使い方
「bombard」は、「砲撃する」「攻撃する」「浴びせる」という意味の動詞です。もともとは軍事用語で、敵の陣地や建物に対して砲撃を加えることを指しますが、日常的な表現では「質問や要求などを大量に浴びせる」という比喩的な使い方もされます。
「bombard」を使った例文をみてみましょう。
- The enemy bombarded the city for three days.
敵はその都市を3日間砲撃しました。 - She was bombarded with questions after the announcement.
彼女は発表の後、質問攻めにあいました。 - They bombarded the walls with heavy artillery.
彼らは重砲で壁を砲撃しました。
「besiege」の意味と使い方
「besiege」は、「包囲する」「取り囲む」という意味の動詞です。こちらも軍事用語として、敵の都市や要塞を包囲して外部から孤立させ、降伏させる戦術を表します。また、比喩的に「人や要求で取り囲む」「圧倒される」という意味でも使われます。
「besiege」を使った例文をみてみましょう。
- The army besieged the castle for months.
軍は数か月にわたってその城を包囲しました。 - She was besieged by reporters outside her house.
彼女は自宅の外で記者たちに取り囲まれました。 - The town was besieged by enemy forces.
その町は敵軍に包囲されました。
「bombard」と「besiege」の違いとは
「bombard」と「besiege」の違いについてみていきましょう。
「bombard」は、対象に対して攻撃や圧力を積極的に加えるイメージです。物理的には砲撃、比喩的には質問や要求などの大量攻撃を意味します。
一方、「besiege」は、対象を取り囲んで孤立させることを指し、直接攻撃するというよりは、包囲することで相手を弱らせ、降伏を迫る戦略を示します。比喩的には「質問攻め」よりも「四方八方から囲まれて逃げ場がない」ような状況を表します。
まとめ
今回は「bombard」と「besiege」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「bombard」は「攻撃」や「大量に浴びせる」ことに重点があり、「besiege」は「取り囲んで孤立させる」ことに重点があります。どちらも軍事用語から派生した単語ですが、日常会話でも比喩的に使われるため、状況に応じて適切に使い分けましょう。