今回は「betray」と「forsake」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「betray」の意味と使い方
「betray」は、「裏切る」という意味の動詞です。信頼や期待を裏切る行為、または味方を敵に売る行為を指します。感情的な裏切りや、友情・信頼関係を壊すニュアンスが強い単語です。
「betray」を使った例文をみてみましょう。
- He betrayed his best friend.
彼は親友を裏切った。 - She felt betrayed by their decision.
彼女は彼らの決定に裏切られたと感じた。 - They betrayed their country by selling secrets.
彼らは秘密を売って祖国を裏切った。
「forsake」の意味と使い方
「forsake」は、「見捨てる」「放棄する」という意味の動詞です。人や信念、責任などを意識的に捨てる・離れるという意味合いがあります。やや古風で文学的な響きを持ち、日常会話ではあまり使われませんが、書き言葉や詩などでは用いられます。
「forsake」を使った例文をみてみましょう。
- He vowed never to forsake his family.
彼は決して家族を見捨てないと誓った。 - She forsook her old life and started anew.
彼女は古い生活を捨てて新しい人生を始めた。 - Don’t forsake your dreams.
自分の夢を諦めないで。
「betray」と「forsake」の違いとは
「betray」と「forsake」の違いについてみていきましょう。
「betray」は、信頼や忠誠心を破る「裏切り」という強い意味を持ちます。相手に対して害を与えたり、信頼を傷つける行為を指します。裏切りによって他人が傷つくことが強調されます。
一方、「forsake」は「見捨てる」「放棄する」といった意味で、必ずしも相手に害を与える意図はありませんが、結果として相手や物事を置き去りにするニュアンスがあります。感情的な裏切りよりも「離れる」こと自体に焦点があります。
まとめ
今回は「betray」と「forsake」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「betray」は信頼関係を裏切るときに使われ、「forsake」は人や物事、信念を意識的に見捨てる・離れるときに使われます。どちらも「離れる」行為に関係しますが、ニュアンスが異なるので、文脈に応じて正しく使い分けることが大切です。