今回は「appoint」と「designate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「appoint」の意味と使い方
「appoint」は、「任命する」「指名する」という意味の動詞です。特定の職務や役職に正式に人を選ぶときに使われます。特にビジネスや公的な場面でよく使われるフォーマルな表現です。
「appoint」を使った例文をみてみましょう。
- She was appointed as the new manager.
彼女は新しいマネージャーに任命されました。 - The president appointed him to the committee.
大統領は彼を委員会に指名しました。 - They appointed a spokesperson for the company.
彼らは会社の広報担当者を任命しました。
「designate」の意味と使い方
「designate」は、「指定する」「指名する」「指し示す」という意味の動詞です。ある人や物を特定の目的・役割・位置に正式に「割り当てる」「示す」ときに使います。「appoint」よりやや広い意味で使われることもあり、物事の「場所」や「目的地」などを指定する際にも使われます。
「designate」を使った例文をみてみましょう。
- This area has been designated as a national park.
この地域は国立公園に指定されました。 - He was designated as the team leader.
彼はチームリーダーに指名されました。 - Please follow the designated route.
指定されたルートに従ってください。
「appoint」と「designate」の違いとは
「appoint」と「designate」の違いについてみていきましょう。
「appoint」は、主に人を「職務・役職」に任命する際に使われ、公式な手続きが関わる場面が多いです。
一方、「designate」は、人だけでなく「場所」「時間」「目的」など、より幅広い対象を「指定する」という意味で使えます。役職などへの指名にも使えますが、「まだ正式ではない段階(= designate)」での仮指名を示す場合にも使われます。
まとめ
今回は「appoint」と「designate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「appoint」は主に人を役職に「正式に任命する」際に使われるフォーマルな語であり、「designate」は人や物・場所などを「指定する」「指し示す」というより広い意味で使われます。状況に応じて正しく使い分けましょう。