今回は「alter」と「vary」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「alter」の意味と使い方
「alter」は、「変える」「変更する」という意味の動詞です。何かの一部を少しだけ変える、あるいは修正・調整するニュアンスがあります。完全に別のものにするというよりは、元の状態を保ちつつ一部を修正するという感じです。衣服のサイズを直す、予定を少し変更するなど、具体的で部分的な変更に使われます。
「alter」を使った例文をみてみましょう。
- You can alter the dress to fit better.
ドレスをもっとぴったり合うように直すことができます。 - The plan was slightly altered after the meeting.
会議の後、計画が少し変更されました。 - He had to alter his schedule due to a conflict.
都合が合わず、彼はスケジュールを変更しなければなりませんでした。
「vary」の意味と使い方
「vary」は、「変化する」「異なる」という意味の動詞です。主に、物事や状況が多様である、または時間や条件によって違ってくるという意味で使われます。「alter」が意図的に変えることにフォーカスしているのに対し、「vary」は自然な変化や違いに焦点を当てることが多いです。
「vary」を使った例文をみてみましょう。
- The prices vary depending on the location.
場所によって価格が異なります。 - The weather can vary a lot in spring.
春の天気はかなり変わりやすいです。 - Opinions on the topic vary widely.
その話題についての意見は様々です。
「alter」と「vary」の違いとは
「alter」と「vary」はどちらも「変える」「変わる」という意味を持ちますが、使い方とニュアンスが異なります。
「alter」は、主に人が何かを「意図的に変更する」ときに使われ、部分的な修正や調整を意味します。対象が比較的具体的である場合が多いです。
一方、「vary」は、自然な違いや条件による変化、または多様性を表します。人の意志によらずに変わることも多く、より抽象的な対象にも使えます。
まとめ
今回は「alter」と「vary」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「alter」は意図的な変更を、「vary」は自然な違いや多様性を表す言葉です。どちらも「変える・変わる」という意味を持ちますが、状況に応じて適切に使い分けることが、英語力アップのポイントになります。