今回は「afflict」と「burden」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「afflict」の意味と使い方
「afflict」は、「苦しめる」「悩ませる」という意味の動詞です。主に、病気や不幸、問題などが人に深刻な影響を与えて苦しめるような場合に使われます。フォーマルな表現で、特に長期間にわたる苦痛や困難を表す時に用いられます。
「afflict」を使った例文をみてみましょう。
- Many people are afflicted by poverty.
多くの人々が貧困に苦しんでいます。 - She was afflicted with a rare disease.
彼女は珍しい病気に悩まされていました。 - War continues to afflict the region.
その地域は戦争によって依然として苦しめられています。
「burden」の意味と使い方
「burden」は、「重荷」「負担」という意味の名詞、または「負担をかける」という意味の動詞です。精神的・経済的・肉体的な重荷を背負うときに使われます。「afflict」と比べて、より広い意味での「重さ」や「責任」の感覚を含みます。
「burden」を使った例文をみてみましょう。
- He carries a heavy burden of responsibility.
彼は重い責任を背負っています。 - The cost of education is a burden for many families.
教育費は多くの家庭にとって負担です。 - I don’t want to burden you with my problems.
あなたに自分の問題で負担をかけたくありません。
「afflict」と「burden」の違いとは
「afflict」と「burden」の違いについてみていきましょう。
「afflict」は、主に病気や災害、戦争などの外部的・否定的な力によって誰かが苦しめられることを表します。被害者的なニュアンスが強く、何かに「襲われている」「耐えている」といった状況で使われます。
一方、「burden」は、精神的・経済的・社会的な重荷やプレッシャーなど、何かを「背負う」「抱えている」といった状況に使われる表現です。「afflict」が苦痛の「原因」なのに対し、「burden」はその苦痛の「内容」や「実感」に近いです。
まとめ
今回は「afflict」と「burden」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「afflict」は外部からの苦しみや災いを与える行為を表し、「burden」はその結果として感じる重圧や責任を指します。似ているようで異なるニュアンスを持つこの2つの単語は、文脈に応じて正しく使い分けることが重要です。