今回は「wary」と「cautious」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「wary」の意味と使い方
「wary」は、「用心深い」「警戒している」という意味の形容詞です。特に、何か悪いことが起こるかもしれないという懸念から注意深く行動する様子を表します。相手や状況に対して慎重で、完全には信用していないニュアンスを含みます。
「wary」を使った例文をみてみましょう。
- He was wary of strangers.
彼は見知らぬ人に警戒していました。 - She gave him a wary look.
彼女は彼に用心深い視線を向けました。 - Investors are wary of taking risks in this market.
投資家たちはこの市場でリスクを取ることに慎重です。
「cautious」の意味と使い方
「cautious」は、「慎重な」「注意深い」という意味の形容詞です。リスクや失敗を避けるために、行動を控えめにしたり、よく考えてから決断する姿勢を表します。「wary」よりも一般的で広く使われ、ネガティブなニュアンスは少なめです。
「cautious」を使った例文をみてみましょう。
- He is a cautious driver.
彼は慎重な運転手です。 - They were cautious about investing their money.
彼らはお金を投資することに慎重でした。 - You should be cautious when trying something new.
新しいことに挑戦するときは慎重になるべきです。
「wary」と「cautious」の違いとは
「wary」と「cautious」の違いについてみていきましょう。
「wary」は、何か悪いことが起こるのではないかという不安や疑いからくる用心深さを強調します。相手や状況に対して信頼していない、もしくは過去の経験から警戒しているようなニュアンスがあります。
一方、「cautious」は、リスクを避けるための一般的な慎重さを表します。何かを始める前にしっかりと考えたり、安全を優先するような態度を示す言葉で、より中立的で広く使える表現です。
まとめ
今回は「wary」と「cautious」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「wary」は不信感や警戒心に基づく慎重さを表し、「cautious」はリスクを避けるための一般的な注意深さを示します。どちらも「慎重さ」に関係する単語ですが、微妙なニュアンスの違いを理解して使い分けることが大切です。