今回は「despond」と「despondent」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「despond」の意味と使い方
「despond」は動詞で、「落胆する」「希望を失う」という意味です。非常にフォーマルで文学的な表現であり、日常会話ではあまり使われません。「絶望感に陥る」「気力をなくす」といった深い悲しみや失望を表す際に使われます。
「despond」を使った例文をみてみましょう。
- Do not despond, even in difficult times.
困難な時でも落胆しないでください。 - He began to despond after receiving the bad news.
悪い知らせを受け取ってから、彼は気落ちし始めました。 - Though he failed, he did not despond.
彼は失敗したが、落ち込むことはありませんでした。
「despondent」の意味と使い方
「despondent」は形容詞で、「失望した」「落胆した」「元気をなくした」という意味です。感情の状態を表す言葉で、失敗や挫折などにより気持ちが沈んでいる様子を表します。ややフォーマルな表現ですが、「despond」よりは一般的に使われることがあります。
「despondent」を使った例文をみてみましょう。
- She felt despondent after losing her job.
彼女は仕事を失って落胆していました。 - He looked despondent after the defeat.
敗北の後、彼は落ち込んで見えました。 - Many people become despondent when facing repeated failure.
何度も失敗を重ねると、多くの人が落胆します。
「despond」と「despondent」の違いとは
「despond」と「despondent」の違いについてみていきましょう。
「despond」は動詞で、「落胆する」「希望を失う」という行動や変化を表します。感情が沈んでいくプロセスやその動きに焦点が当たっています。
一方、「despondent」は形容詞で、すでに「落胆している」「絶望している」という感情の状態を表します。すでに気力がなくなった、意欲を失ったような様子を描写するのに適しています。
まとめ
今回は「despond」と「despondent」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「despond」は「落胆する」という動詞であり、感情の変化を表すフォーマルな表現です。一方、「despondent」は「落胆した」「絶望的な」という意味の形容詞で、感情の状態を描写する際に使います。両者は形は似ていますが、品詞と使い方が異なるため、文法的にも文脈的にも正しく使い分けることが大切です。