今回は「muted」と「subdued」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「muted」の意味と使い方
「muted」は、「抑えられた」「静かな」「控えめな」といった意味の形容詞です。色・音・感情などがはっきりせず、控えめで落ち着いた印象を与える際に使われます。また、「音が小さい」「消音された」といった意味でもよく使われます。
「muted」を使った例文をみてみましょう。
- She wore a dress in muted colors.
彼女は控えめな色合いのドレスを着ていました。 - There was a muted response to the announcement.
その発表に対する反応は控えめでした。 - The TV was on but muted.
テレビはついていましたが、音は消されていました。
「subdued」の意味と使い方
「subdued」は、「落ち着いた」「静かな」「抑えられた」といった意味を持つ形容詞です。雰囲気や態度、色などが通常より控えめで、感情やエネルギーが抑制されている場合に使われます。「subdued」は、「落ち着き」と「制御されている感じ」を含むことが特徴です。
「subdued」を使った例文をみてみましょう。
- He spoke in a subdued voice.
彼は落ち着いた声で話しました。 - The lighting in the room was subdued.
部屋の照明は抑えられていました。 - There was a subdued atmosphere after the news.
そのニュースの後、雰囲気は沈んでいました。
「muted」と「subdued」の違いとは
「muted」と「subdued」はどちらも「控えめ」「落ち着いた」という共通の意味を持ちますが、使われる場面やニュアンスに違いがあります。
「muted」は、音や色、反応が「抑えられている」というニュアンスで、視覚的・聴覚的な要素によく使われます。また、感情や雰囲気に対しても使えますが、やや客観的な印象を与えます。
一方、「subdued」は、感情や態度、雰囲気などが「意識的に抑えられている」「落ち着いている」という意味で使われます。より内面的・心理的な抑制を感じさせる表現で、文体もややフォーマルです。
まとめ
今回は「muted」と「subdued」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「muted」は色や音、反応が控えめであることを表すのに対し、「subdued」は感情や雰囲気、態度などが静かで抑えられていることを表現します。両者ともに「派手ではない」「落ち着いている」という共通点がありますが、文脈によって使い分けることが重要です。